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ウェブサイト制作にかかわる各種権利
ウェブサイトに関わる各種権利についての話題を取り扱っています。
著作権や肖像権、またよくあるコンテンツの流用についてなどなど・・。
具体例も用いつつ、まとめられればと思います。
++著作権とは?++
あなたが制作した、なんらかの創造性のあるものに対して、
あなたがそれを自由に利用することができ、他人は勝手にそれを利用することができないという権利です。
これは、モノが作られた時点で自動的に発生します。
ネット上の例をあげれば、
ウェブサイト(ホームページ)そのものが著作物にあたります。
「著作権表記が無いサイトの中身なら勝手にコピーしていいのか?」
という問いの答えは「ノー」となるわけです。
#少し細かい話#
法律上、おおまかにふたつに分かれます(厳密には3種類だったと記憶しています)
「著作人格権」と「著作財産権」との二つです。
「人格権」は著作物の製作者にあたえられる権利で
譲渡できず、また失われることもない権利で、他の著作物の権利に優先されます。
(つまり、制作者が〜〜であると決めているのが人格権。これは不変。)
「財産権」は、著作物を通じて利益を得ることができる権利を指し、
こちらは譲渡することができます。
利益を得る方法などについては、人格権所有者の同意が必要です。
(作ったモノを自由に使う権利。)
一般的に、これら二つの著作権保持者は同一人物ですが、
たとえばそうでない例としては、
会社外のソフトの製作者が、ある会社にソフトの財産権利を譲渡し、
会社がソフトを販売する場合などがあげられます。
++著作権表記の内容++
著作権の宣言、著作権保持者名、著作権の発生した年 の3つが必要です。
これらがそろって、初めて正式な表記となります。
++著作権表記の方法++
著作権の宣言については、
「©」という記号を用いるか、もしくは「Copyright ©」と表記します。
("copyright"は英語で著作権という意味)
HTML中では、「©」と打つことで「©」記号を表示できますが、
「(C)」を代わりに使ってもかまわないことになっています。
著作権の保持者名は、個人名や会社名などをそのまま表記します。
英語でも日本語でも構いませんが、文字化けを防ぐ意味で英語にすることを
考えてもいいのかなと思います。
年については、基本的に「2003」というように単年で表記するものですが、
一般的に「1995、1998」や「1995 - 2003」といった表記も広く使われています。
(ある程度柔軟に扱っていいでしょう)
これらの3つの要素ですが、どの順番で記述してもかまいません。
++著作権の期限++
著作権は、作成した折りに自動的に発生し、一定時間経つと消滅します。
また、仮に著作物を更新すると、その時点からのカウントになります。
(このため、著作権表記時に最終更新年度を明記する場合が多いのでしょう)
その期間ですが、「制作者の死後50年経つまで」が目安です。
(「財産権」についてであり、「人格権」には関係ないと思います)
※私は専門家ではありませんので、あくまで参考程度に受け取ってください。
もし、間違い等ございましたら、お手数ですが指摘いただけると幸いです。
++肖像権++
写真をネット上で公開する場合、その本人の許可を得ねばなりません。
それは、その人に肖像権が存在しているからです。
肖像権とは、自分の姿が写されているものを、
無断で利用されない権利のことです。
これを考えると、
知人の写真を勝手にサイト上に公開すること、
有名人の写真をサイトで使ってしまうことは駄目だという結論になります。
++パブリシティー権++
有名人の写真等を利用する際、
肖像権以外にもう一つ別の権利侵害にあたる可能性があります。
パブリシティー権と呼ばれるこの権利は、
肖像権の特殊なもので、
肖像そのものが利益を得る対象になる場合に、
それを勝手に使ってはならないとする権利です。
有名人の写真をサイトのトップページに飾って、
たとえばバナー広告である程度の収入の増加を見込んだという場合、
これは有名人の名声による集客効果で収入を得たわけです。
このことがパブリシティー権の侵害に抵触する可能性があるのです。
++具体例での研究++
#有名人の写真をサイトに貼る#
前述の通り、肖像権、パブリシティー権の侵害にあたります。
また、写真の撮影者が自分でない場合、
写真の撮影者の著作権を侵害していることにもなります。
(写真一枚にも撮影者の著作権が存在するのです)
#CDのジャケットの写真をサイトに貼る#
これも著作権上の問題で駄目です。
最近のジャケットは、それそのものが売上の一端を担う
立派な著作物だとみなされるからです。
#最近のヒット曲をサイトにのせる#
これもNGです。
音楽関係の著作権はおもにJASRACという団体が扱っていることが多いですが、
利用する際には利用料を支払い、許可を求める必要があります。
妙に厳しいルールが定められていますので、
個人レベルでの利用はまず無理というのが実情でしょう。
#他のウェブサイトのHTMLソースをコピー#
HTMLも立派な著作物とみなされます。
よって、コピーすることは著作権の侵害です。
仮に、一部だけをコピーする場合でもやはり著作権の侵害となります。
(さすがに、誰が書いても同じになるソース部分(たとえばタグひとつ)
についてはこの限りではありません)
・・ちなみに、コピーすると思いの外ばれるものです(^^;
#他のウェブサイトのデザインを真似る#
言うまでも無く、これも著作権の侵害となります。
デザインそのものも著作物とみなされるからです。
#フレームの一部に他のサイトを表示させる#
フレーム機能を使って、他のサイトをあたかも自分のサイトのようにみせかける
この方法は、非常に悪質なものと受け取られます。
これについては、損害賠償の裁判がおこされて、
実際に賠償が成立したケースがあるくらいです。
つまり、立派な権利侵害です。
#無断リンクはOKか?#
「インターネットはリンクをすることで成り立つもの」
という大前提があるため、無断でリンクを貼る行為は法的にはなんら問題ありません。
が、マナー的にはあまりよく受け取られないこともあります。
#All Rights Reservedの意味#
サイト上の著作権表記に、
"All Rights Reserved"という決まり文句がついている場合があります。
これは、著作権以外で発生しているかもしれない権利に対しても、
その権利を主張しますよという意思表示です。
もちろん、なんでもかんでも制作者に権利があるという意味ではなくて、
宣言し忘れているかもしれないものに対しても権利を主張しておくための決まり文句です。
(つまり、多めに(強めに)権利を主張しておくわけです)
著作権表記が無いからといって、著作権そのものが無いわけでは無いのと同様、
他の権利も特にその都度明記する必要はありません(仮にそうであれば面倒です)
が、多めに主張しておくことが一般的と考えればいいだろうと思います。
++終わりに++
このページに記述してある事柄は、
私個人がサイトを作っていく上で知った情報などをまとめているものです。
この情報がすべて正しいわけではありません。
最終的な正誤の判断は、閲覧されている皆様がおこなっていただきますようお願い致します。
2003/7/3更新。
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